教育学講読4 学校図書館における特別なニーズをもつ子どもへの支援
担当者
松戸 宏予
■授業のテーマ
学校図書館における特別なニーズをもつ子どもへの支援
■授業の概要
現在、学校にはさまざまな児童生徒が在籍する。例えば、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症などの発達障害を含めた特別なニーズをもつ児童生徒である。
特別な支援とは、特別なニーズをもつ児童生徒ができないことであっても、あるいは苦手なことであっても、授業の活動や学校生活への参加が促進されるような配慮や工夫を指す。
では、学校図書館においては、特別なニーズをもつ児童生徒に対してどのような特別な支援ができるのか。事例紹介や文献の講読、そして、グループ討論を通して考究する。
■授業の目的・ねらい
目的:
学校図書館を活用した体験の有無は個人によって差がある。特別なニーズをもつ児童生徒、そして、学校教育を支える学校図書館機能を理解したうえで、特別なニーズをもつ児童生徒に対する学校図書館支援を考察すること。
ねらい:
受講者がテーマに対して意識をもち考えを深めること。また、グループ討論を通して、多角的なものの見方、他者に自分の意見を伝える力を身につけること。
到達目標:
1 事前課題として、3つの文献を読み、解題を行うこと。
2 事例紹介や文献購読を通して、テーマに対して主体的な意見を持ち、その意見を論述できること。
3 グループ討論を通して、根拠に根ざした意見を他者に伝えるスキルを身につけること。
成績評価:
出席 20%
試験(リポート試験含む) 30%
グループ討論を通したあとの意見の論述 30%
グループ討論への主体的な参加(積極的に他者の意見を聞き、かつ自分の意見も述べている
か)20%
■受講にあたっての留意事項
事前学習:事前配付用の3つの文献は必ず読んで、同封の解題シート3枚(1文献1シート)にまとめておくこと。事前に解題シートにまとめたことをもとに、グループ討論する予定。解題シートはスクーリング時に提出。なお、3つの文献は参考文献とは異なるので注意すること。